★★★ より映画っぽくするためのtips編 ★★★
シネマフォントをご使用いただくときの、ちょっとしたヒントです。
ご活用ください。
《 横書き 》
☆句読点「、」「。」は、通常使いません(縦書きにも、使いません)
そのかわり半角空けと全角空けで表現します。
例: 僕は、やり遂げる。それだけだ。 → 僕は やり遂げる それだけだ
(「僕はやり遂げる それだけだ」でも同じようですが、若干ニュアンスが変わります)
☆一行およそ13文字から14文字で二行まで
それ以上の長いセリフは、「―」長い横棒(ダッシュ)などで分割します。
二行になる場合、基本的には上段を長く、下段を短くします。
一行の場合は、下段の位置にのみ配置されます。
☆上下段 重心合わせ
中央揃えの横書き2段で表現するとき……上段6文字、下段8文字だとすると上段の
1文字目と下段の2文字目がぴったり合うはずです。
(ひらがなも漢字も固定ピッチであれば、文字幅が同じため純粋に文字数のみでセンターが決まります)
しかし上段の左側に漢字が、右側にひらがな+拗音の場合…
⇒ 上段の「授」と下段の「課」が上下で同じ位置になります。上段の重心が左になり、上下二段を瞬時に読むと、意識できない程度のストレスを読み手に与えます。
⇒ 上段・下段の文章の重心を揃えると読みやすくなります。⇒映像(映画)に集中できます。
なお、お好みにより左寄せで文字を揃える映画もあります。この場合は、等幅フォント
を使用します。
☆横書き一行の場合は、上側に
横書き二行の場合で上段にルビを振る場合は、文字の上に
二行の場合で下段にルビを振る場合は、文字の下に
☆イタリックの字幕にルビを振る時は、ルビもイタリックに
☆横書きは、横方向に斜めに 縦書きは、縦方向に斜めに傾斜を入れます。
ちなみに手書きの頃、シネスコの場合そのシネスコの倍率によってイタリックの傾
きも変更していました。
☆古くは映画の字幕は、右側に縦書きでした。
現在では、右側に場所や時代、日時などを表現することが多いです。
画面で左右に分かれて言い合う場面では、右側と左側で縦書きにすることがありま
す。
☆一行10文字まで。
☆文字の中心揃え
横書きと違って、ほぼ全ての文字が等幅のデザインになっています。
縦に並べた時にデコボコしないようになっています。
一方で拗音は、右寄せに、また濁音、半濁音の部分は文字幅とは認識せず右に
はみ出させます。
《 チドリ配列 》
☆挿入歌の訳を字幕で表示する場合、イタリックにします。
通常は、縦書きイタリックにします(横書きも可)が、二行になることが多く、一行目と二行目を二文
字分ずらします。これを通称、チドりと呼びます。
☆一行・二行、どちらも右側に振ります。